
Canvaには無料版と有料版がありますが、Canva Proにするメリットはありますか?
ちがいやオススメを教えて下さい。
この疑問に答えていきます。
Canvaはまず無料版で始める方がほとんどです。
しかし、Canvaを使えば使うほど、無料版では物足りない現象にでくわします。

無料版を使っているけど、使いたい画像が有料版に多くて有料版にしようかどうか迷っています。

では、無料版と有料版で何が違うのか詳しく見ていきましょう。
無料版を使っていると、以下のようなことが起きます。
- 使いたいオシャレな画像があったけど有料版でしか使えない
- 背景リムーバを使おうとしたけど使えない
- 保存のとき画像のサイズを抑えたい
有料版はどうしても便利な機能が多くあり、無料版で満足できないユーザーも多いです。

筆者もはじめは無料版を使っていましたが、使いたい画像がどうしても有料版に多く、今ではすっかりCanva Proユーザーです。
そこで、本記事ではCanvaの無料版と有料版を比較し、料金や機能を踏まえたうえでどちらを使っていくのがよいかを解説していきます。
Canvaとは

Canvaは、2013年にリリースされたオーストラリア発のオンラインデザイン公開ツールです。
世界中のユーザーが自由にデザインを作成して公開したり共有したりすることを目的としています。
今や全世界190もの国で利用されており、利用ユーザーは月間6千万人以上もいます。
Canva(キャンバ)の特徴
- 無料で利用可能
- ブラウザ上で利用可能(DLの必要無し)
- 充実したテンプレートや素材
- 直感的操作で簡単にデザインが作れる
- 商用利用することができる
画像の編集だけでなく、豊富な写真、素材、テンプレートのおかげでSNS用のデザインやポスターなど広告向けのデザインなども作成することができます。
また、パソコンのブラウザ上であれば専用のアプリをインストールする必要もなくGoogleアカウントやSNSのアカウントで登録することができます。
Canvaのホームページはこちら

また、Canvaで作成したデザインは各々のコンテンツで商用利用をすることができます。
Canvaのプラン【3種類】

Canvaには3種類の料金プランがあります。
無料版(オススメ)
最も利用ユーザーの多いプランです。
FacebookやGoogleアカウントなどのSNSアカウント、メールアドレスのみで会員登録をすることができます。
Canvaは、無料版でもとても多くの機能があり、これだけで十分という声も多くあります。
無料版のみの機能でCanvaの使い方を解説した記事を書いています。
下記リンクからぜひご覧ください。
Canva Pro(有料版)
無料版を工夫して使っていると、どうしてもCanvaの素材や写真で使いたいものが出てきます。
私もそうだったのですが、特に写真素材が有料版のものが多くなくなく無料版に差し換えるなどして補っていました。

しかしある時限界が来てしまい、気が付くと有料会員になっていました!(笑)
Canva Proはとにかく素材、テンプレートなどあらゆる機能が使えます。
有料版を使い続けていると、もう無料版にもどることができないあなたが出来上がります。
しかしながら、とても満足度の高い機能が揃っているので後悔はとくにありません。
月額1,500円または、年額12,000円で利用することができます。
Enterprise(法人向け)
Enterpriseプランという多人数(25人~)向けのCanvaプランも用意されています。
Canva Proの機能に加えて、複数人(チーム)でデザインを編集・作成することができ、サポート体制なども充実しています。
会社などの法人向けの機能で、1人あたりの月額は3,000円となっています。
Canva無料版とCanva Proのちがい

Enterprise版は企業向けのプランのため本記事では割愛します。
Canvaの無料版と有料版(Pro)の違いを解説していきますね。
主な機能の比較を表にまとめました。
Canvaの無料版と有料版の比較
Canva無料版 | Canva Pro | |
---|---|---|
利用料金 | 無料 | 1,500円/月 or 12,000/年 |
テンプレート | 25万点以上 | 61万点以上 |
画像や素材 | 無料版のみ | 1億点以上の素材 |
カスタムサイズのデザイン作成 | ||
マジックリサイズ | ||
背景リムーバ(透明化) | ||
背景透過のまま保存 | ||
クラウドストレージ | 5GB | 100GB |
無料ではじめる | トライアル版はこちら |

個人的な感想ですが、一番の違いはプレミアム写真や素材の数です。
デザインを作成し、保存する際に有料版ではサイズを小さく調整して保存することができ、これをマジックリサイズといいます。
マジックリサイズは便利な機能ではありますが、素材の豊富さと便利さを比べてみるとそこまで重要な機能ではありません。
Canva無料版のメリットとデメリット
Canvaの無料版のメリットとデメリットを解説します。
Canvaの無料版のメリット
無料が一番のメリット
Canvaの無料版の一番のメリットは無料であることです。
デザインをもとに商用利用をすることもできますし、できるだけコストは押さえておきたいものです。
ブログのアイキャッチ画像や、サムネイル画像なども簡単に作成することができます。
無料版の機能のみで構成されたアイキャッチ画像作成方法の記事を書いています。
下記リンクからぜひご覧ください。

数多くのテンプレートの中から選択してデザインを作成したり、自分自身で無料素材を組み合わせてデザインを作成できます。
保存形式を選べる
Canvaでデザインを保存するときに以下のファイル形式を選べるという特徴もあります。
- JPG
- PNG
保存する際のファイル形式の選択は有料版と同じです。
有料版でも使えますが、無料で使えることが特徴・メリットであると言えるでしょう。
Canvaの無料版のデメリット
有料版の素材が使えない
Canvaの無料版の一番のデメリットは、有料版の素材が使えないことです。
無料版の素材のみでも十分なデザインを作成できますが、使い続けていくとやはりよりよいデザインを作りたくなってきます。
そういうとき、有料版の素材が使えたら・・・とどうしても思ってしまいます。
マジックリサイズが使えない
Canva Proにはマジックリサイズという機能があります。
デザインを編集している途中や保存するときに、画質を落としたり、サイズを小さくすることでファイルのサイズを低減する機能のことをマジックリサイズといいます。
ブログなどに画像をたくさん使っていると画像の容量がとても大きくなります。
SEO対策の一環として「画像サイズを小さくして記事の表示スピードを速くする」ということも言われていますので、サイズの低減は有意な機能と言えます。
デザインを作成するときに決めたサイズのまま作業をし、保存をすることしかできません。
デメリットはあるにはありますが、無料版で十分満足できるという方は特に気にならないことでしょう。
Canva Pro(有料版)のメリットとデメリット
Canva Proのメリットとデメリットを解説します。
Canva Proのメリット
Canva Proの最大の特徴やお得な面は膨大な量のテンプレートや素材、写真などが利用できることです。
無料版を使ってみて、物足らないという方に向いています。
Canva Proの豊富な素材
Canva Proには、無料版とは比べ物にならないぐらいのテンプレートや素材が用意されています。

画像は、Canvaで素材の検索を行った画面です。
”ブログ”で検索をかけると、関連した写真がたくさん結果に出てきます。
オシャレな写真やアイキャッチ画像に使える写真があり、これを利用して自分自身のデザインを作成することができます。
また、テンプレートも数え切れない量が用意されています。

テンプレートでは、インスタ用やTwitterの投稿用などさまざまな種類のものが用途別に用意されています。
ワンクリックで検索をかけることができ、手間もなくとても便利に使うことができます。
テンプレートをもとにプレゼン資料やYouTube用の画像も作成でき、Canvaの特徴・メリットのひとつとも言えるでしょう。
デザインのサイズ変更を後から行える
Canvaを利用するとき、【デザインのサイズを決める⇒デザインを編集する】という流れで行っていきます。
無料版では、デザインのサイズを途中で変更することができませんが、有料版のCanva Proでは編集中にサイズの変更をすることができます。
これをCanvaではマジックリサイズといい、ワンクリックでサイズの変更が行えます。
また、デザインを保存するときも無料版ではサイズの調整が行えませんが、有料版ではサイズや画質の調整を行うことができます。


SEO対策用に画像ファイルの容量を抑えたいときなどに役立ちます。

当ブログもアイキャッチ画像を作成するときにファイル形式をJPGにして少し品質を落とすことで画像容量を抑えています。
データの保存容量が大きく、フォルダ機能も使い放題
Canvaで素材を探していると、気に入った素材やテンプレートをチェックして”ブックマーク”のように取り分けて保存しておきたい場面に出くわします。
そんなとき、Canvaにはフォルダ機能があるのですが無料版だとフォルダは2個までしか作成することができません。
Canvaを長く使えば使うほど、フォルダ機能や保存するデータの容量が必要になってきます。
有料版のCanva Proではこのフォルダ機能に関して無制限に作成することができます。

さらに、このフォルダ機能ですが”デザインの編集中”にフォルダ機能を使いたい場合、有料版のみでしか利用することができません。
デザインを編集中に素材や写真をフォルダに保存したり、フォルダから呼び出してデザインに使用することができるのでストレスフリーに作業が行えます。

背景透明化の機能が使える
デザインを作成するとき、以下のようなことを思ったこと、ありませんか?
- 写真素材の背景を消したい
- 人物だけを切り抜きたい
- 物体だけをデザインに使いたい
そんなときに便利な機能が、”背景リムーバ”です。
背景透明化とも呼ばれています。

ワンクリックで背景部分を除去できます。
デザインの編集中でもワンクリックで背景を取り除くことができるので作業効率もぐんぐん上がります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
Canva Proのデメリット
Canva Proのデメリットは、使い始めは感じにくいかもしれませんが以下のような使いにくさが気になることがあります。
- 使う頻度が少ないとコスパが微妙
- 外国産の画像がほとんど
あまり使わなければせっかくの利用料が台無し
Canva Proの料金は12,000円/年または1,500円/月です。
年間12,000円は決して安くはない価格です。
使う頻度が少なければせっかく用意された多量の素材や写真、テンプレートたちの価値を得ることができません。
まずは無料版で登録し、その後30日間のトライアル版、さらにもっと使いたくなれば月額or年額で登録といったステップを踏んで利用していくことをオススメします。
外国産の画像がほとんど
Canvaはオーストラリア産のデザイン編集ツールです。
Canvaの支部もシドニーや北京、マニラにあり、外国の企業となっています。
そのため、画像検索は日本語対応しているものの、外国で撮影されたであろう写真がほとんどです。
- 外国風の人物イラストや素材
- 日本にはない壮大すぎる風景写真
- 英文字入りの素材

上の画像はCanvaで”大学”と検索した結果の上位に表示された画像です。
日本の大学ではあまり見られない建物です。
このように、Canvaの素材には日本で撮影された写真や、日本語入りの写真がごくわずかしかありません。
大きなデメリットではありませんが、デザインを作成するときにちょっとだけ気になることもありました。
一方で、テンプレートに関しては日本語で作成されたもの、日本風のテンプレートも多量にあり使いやすいように用意されていると感じています。
Canva Proの料金は高い?安い?

Canva Proの料金は以下の2通りの支払い方法があります。
- 月額1,500円
- 年額12,000円=月額あたり1,000円
少しの期間だけ使いたい場合や、すぐにCanva Proを解約したい場合は、1月ごとに1,500円のプランで契約するのが良いです。
長く使っていく場合は、年間契約をしたほうが圧倒的にお得です。

Canva Proはブログ用のアイキャッチ画像やサムネイルだけでなく、プレゼン資料や説明書、マニュアル作りなどにも役立ちます。

実際に私も、勤務先の医療機器のマニュアルや、患者案内などをCanva Proで作成しています。
使えば使うほど、Canva Proの価値を見出すことができると考えます。
年間契約をすれば、1月あたりわずか1,000円で使うことができますので、学生や若者でも苦にならない金額と言えるでしょう。
まずは無料トライアルでお試しを
Canva Proをすぐに使いたいけど、まだ料金は払いたくない!
そんなあなたに、Canvaはとてもやさしいプログラムを用意してくれています。
私もトライアル版からCanva Proを始めました。
使ってみる価値はありますので、ぜひ使ってみてくださいね。
↓Canvaについてのほかの解説記事はこちら↓

Canvaの基本的な使い方について解説している記事。
すべて無料版の素材を使って記事を作成しているので、誰でも真似をするだけで基本的な使い方を覚えることができます。
該当記事はこちらをクリック(別タブで開きます)

Canvaで作ったデザインは商用利用できるかを解説している記事。
Googleアドセンスやアフィリエイト集客などを行っているサイトに、Canvaで作成した画像やデザインを使っていいのかどうか(商用利用してよいのか)について解説しています。
該当記事はこちらをクリック(別タブで開きます)

Canva(無料版)でアイキャッチ画像を作る方法を解説した記事。
ブログを運営していると、避けては通れないのが「アイキャッチ画像」です。
Canvaではアイキャッチ画像を簡単に無料で作ることができます。
この記事を見れば初心者の方でも簡単にアイキャッチ画像を作成することができます。
該当記事はこちらをクリック(別タブで開きます)

Canvaで背景画像を透過させる方法【有料版の機能】
Canvaで利用できる素材や、著作権フリーの素材の背景を透過させる方法を紹介した記事です。
背景を透過させることで、オリジナルの素材を作成することができクオリティの高い画像、デザインを作成することにつながります。
該当記事はこちらをクリック(別タブで開きます)
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