
抗原検査キットや、PCR検査キットがドラッグストアなどに売ってありますが、どんなものですか?
これを使うと何がわかりますか?
この疑問に答えていきます。
出かけることをためらってしまう世の中ですが、最近は病院でコロナウイルス検査に感染しているかどうかの検査、
- PCR検査
- 抗原検査
が自宅でもできるようになってきました。
新型コロナ感染症が”指定感染症”である以上、陽性になってしまうと職場にも迷惑がかかりますし、家族内感染もほぼ確実に起きてしまいます。
そこで、本記事では新たに普及し始めた新型コロナウイルス検査キットについて概要を解説します。
- コロナウイルス検査キットがどういうものか
- コロナウイルス検査キット使用の流れ
- PCR検査と抗原検査のちがい
宅配でPCR検査を受けてみませんか?陰性証明書も発行できるサービス【Tケアクリニック】
コロナウイルス検査キットの説明【2種類】

まず初めに、コロナウイルス検査キットがどのようなものなのか解説します。
新型コロナウイルスの検査方法は大きく2種類に分けられます。
- PCR検査
- 抗原検査

どちらも、聞いたことありますよね。
自宅で行う新型コロナウイルスを検査する方法にも、この2種類の検査があります。
「検査キット」という自分自身でも行えるものが販売されています。
①PCR検査キットとは?
PCRとは「Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)」の略語で、ウイルスの遺伝子を増幅させて検出する技術のことです。
ほとんどが病院の臨床検査機器によって行われていましたが、開発が進み日本全国でPCR検査キットとして個人でも検査できるものが発売されました。
基本的に、PCR検査は症状の有無にかかわらず陽性or陰性の判定に効果があります。

抗原検査だと無症状の場合検査の精度が著しく低下してしまうのです。
現在は、PCR検査キットの自動販売機が登場するなど、一般人が新型コロナウイルス検査について手を出しやすい環境になってきています。
②抗原検査キットとは?
抗原検査は、PCR検査はDNAを増殖させて検査するのに対して、コロナウイルスの構成成分であるタンパク質を検出して行います。
PCR検査と違い、今まさにウイルスにかかっている状態でないと感度は落ちるとされています。
比較的短時間(10分程度)で結果が出ることから、私の勤務する医療機関でもコロナウイルス感染疑いの患者には最初に抗原検査を行うことが多いです。

発熱や、咳、のどの痛みがある時は抗原検査で検査すると精度の高い検査結果が得られます。
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PCR/抗原検査キット使用時の注意事項
基本的に、市販されている検査キットで「確定診断」は行うことができません。
そのため、万が一「陽性」が出てしまった場合は必ず医療機関を受診し医師による診察・診断を受けてください。
検査キットで陽性が出てしまったときの対処法はこちら
無症状で医療機関を受診したくないという方は、宅配によるPCR検査がオススメです。
Tケアクリニックでは、PCR検査/抗原定性検査の宅配検査を行っています。
- 来院不要
- 14時までの申し込みで当日発送
- 最短当日、または翌日に結果通知
- 陰性証明書の発行可能
抗原・PCR検査キット使用の流れ

次に、新型コロナ検査キットを使う時の主な流れを説明します。
検査キットのモデルはTケアクリニックの宅配による新型コロナウイルスPCR検査です。
このメーカーは検査キットをレターパックで発送します。
送られてきた検査キットを開封し、同封の手順書を確認し、専用の容器に唾液を入れます。
(※検体の採取方法は検査キットのメーカーにより異なります。)
採取した検体を24時間以内に検査キット内の返送用パックで会社に返送します。
(※このメーカーでは返送の送料は利用者負担となっています。)
厚生労働省認可の検査機器で検査している機関で検査すると信頼性があります。
ここでは、来院時と同様の方法で検体検査をされます。
検体が到着してから、24時間以内にメールで通知されます。
(※検査キットのメーカーによって通知方法や通知のタイミングは異なります。)
インターネットで申し込みができる検査キット販売会社では、申込時にメールアドレスを入力しておき、結果をメールで受け取る検査会社が多いようです。

Tケアクリニックのホームページが気になった方は下記バナーよりホームページをチェックしてみてくださいね。
抗原・PCR検査キットでわかること

次に、コロナ検査キットで何がわかるのかについて説明します。
コロナ検査キットには、PCR検査、抗原検査の2つがありますが、どちらも確実にわかることは1つです。
どちらの検査キットも、今自分自身がコロナ陽性なのかどうかがわかります。
しかし、検査キットを使う上で注意しておくべきこともあります。
- PCR検査は感染期間の幅広い期間で陽性になりうる
- 抗原検査は検査は簡単だが感度が低い
PCR検査、抗原検査いずれもわかることは同じですが、それぞれ少しずつ特徴があります。
PCR検査と抗原検査のちがい
PCR検査は、ウイルスの遺伝子を増幅させて検査をするので、少ないウイルスでも陽性になる可能性があります。
新型コロナウイルス感染症では、症状(発熱や咳)が出る直前・直後でウイルスの量が多くなると考えられています。
発症後2日でPCR検査、抗原検査を行うといずれもほぼ陽性となります。
しかし、発症後7日~10日経つとウイルスが体内に残っていたとしても感染力は急激に低下します。
発症後7日の時点
PCR検査⇒陽性になる可能性がある
体内のわずかなウイルスを検知する可能性がある。
抗原検査⇒ほぼ陰性
感度が低いため陽性がでることはほぼない
このように、発症してからの期間と検査方法によって陽性/陰性の判定の信頼度が変わります。
私の勤める医療機関をはじめ、多くの医療機関では
- 無症状の人にはPCR検査
- 有症状の人には抗原検査
というように、感度ができるだけ高くなる検査方法を選んで検査を行っています。
自宅でコロナ検査キットを使って検査を行うときも、PCRなのか抗原なのか自身の症状や背景と照らし合わせて購入する必要があります。
まとめ

PCR検査キットがどのようなものかわかりましたか?
PCR検査キット、抗原検査キット、どちらも陽性か陰性かを判定する検査キットですが、使用する人の背景によってどちらを選んだ方がいいのかが変わります。
少なくとも、発熱や咳などの症状がある人は抗原検査キットを選んだ方がよいということは覚えておくとよいです。
また、これらの検査キットを使う背景として陰性証明書が必要な方は、陰性証明書を発行できる検査機関もあります。
各メーカーのホームページを確認してくださいね。
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